東京都内の植物園一覧です。日常ではあまり見かけることのない珍しい植物を育てている植物園から、日本らしい趣のある広々とした庭園まで、全部で20の施設をご紹介しています。植物園は数百円程度の入園料がかかることが多いですが、庭園についてはほとんどが無料で、平日でも散歩を楽しむ多くの方々の姿を見かけます。
名称 | 所在地 | 大人の入園料 |
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神代植物公園 | 調布市深大寺 | 500円 |
国立科学博物館付属自然教育園 | 港区白金台 | 300円 |
夢の島熱帯植物館 | 江東区夢の島 | 250円 |
板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん) | 板橋区高島平 | 220円 |
国分寺万葉植物園 | 国分寺市西元町 | 無料 |
東京都薬用植物園 | 小平市中島町 | 無料 |
八丈植物公園 | 八丈島八丈町 | 無料 |
星薬科大学薬用植物園 | 品川区荏原 | 無料 |
堀切菖蒲園 | 葛飾区堀切 | 無料 |
八丈植物公園
八丈植物公園は、伊豆諸島の八丈島にある植物公園です。約22haの敷地に熱帯性植物と亜熱帯性植物を中心とした約100種類400株もの植物が植えられています。園内では植物だけではなく、様々な野鳥も見れます。園内の通路には赤い色をした砂利が敷かれていて、南国ムードも満点です。
なお、東京(本州)から八丈島に行く方法は2通りあります。竹芝桟橋から大型客船に乗っていくという方法と、羽田空港からジェット機に乗っていくという方法です。前者の方法だと約11時間、後者の方法だと約55分かかります。ただし料金はジェット機の方が高くなっています。
読み方 | はちじょうしょくぶつこうえん | ||
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英語表記 | なし | ||
住所 | 東京都八丈島八丈町大賀郷2843 | ||
電話番号 | 04996-2-4811 | ||
開園時間 | ビジターセンター:9時~16時45分 温室:9時~16時30分 |
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休園日 | なし | ||
入園料 | 無料 | ||
年間パスポート | なし | ||
割引制度 | なし | ||
公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | × | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 90分 | ガイドツアー | ○ |
駐車場 | メインエントランスと南エントランスにあり | ||
最寄り駅・アクセス | 八丈島空港から車で約5分、徒歩で約20分 底土港から車で約15分、徒歩で45分以上 八重根港より車で約10分、徒歩で約30分 |
堀切菖蒲園
堀切菖蒲園は、葛飾区堀切にある植物園です。約200種6,000株もの江戸菖蒲が植えられていて、見頃を迎える6月中旬には特に綺麗に咲き誇ります。菖蒲以外には、梅や藤や牡丹などといった植物も植えられていますので、菖蒲の見頃である6月以外の時期にも、花を観賞できます。
堀切菖蒲園の歴史は長く、江戸時代には花菖蒲園が存在していて、江戸百景にも数えられていました。当時描かれた複数の浮世絵にも登場しています。その後、戦前までは堀切に複数の花菖蒲園がありましたが、戦後唯一残ったのが「堀切園」で、その堀切園を東京都が購入し、整備した後に「堀切菖蒲園」として一般公開しました。
読み方 | ほりきりしょうぶえん | ||
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英語表記 | なし | ||
住所 | 東京都葛飾区堀切2-19-1 | ||
電話番号 | 03-3694-2474 | ||
開園時間 | 9時~17時(6月1日から6月25日は8時~18時) | ||
休園日 | 12月29日~1月3日 | ||
入園料 | 無料 | ||
年間パスポート | なし | ||
割引制度 | なし | ||
公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | ○ | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 45分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | なし | ||
最寄り駅・アクセス | 京成線「堀切菖蒲園駅」より徒歩約15分 |
星薬科大学薬用植物園
星薬科大学薬用植物園は、品川区荏原の星薬科大学キャンパス内にある植物園です。薬用植物を中心に約800種類もの植物が植栽されています。大学のキャンパス内にはなりますが、大学関係者だけではなく、誰でも無料で見学することが可能です。
約3,000平方メートルの敷地内に、温室や野草園や水生植物園などといった複数のゾーンが設けられていて、実際の薬に使用されている様々な薬用植物が各ゾーンに植えられています。また、植物ごとにその名称や薬効や成分などが解説されています。
読み方 | ほしやっかだいがくやくようしょくぶつえん | ||
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英語表記 | Medical Plant Garden od Hoshi University | ||
住所 | 東京都品川区荏原2-4-41 | ||
電話番号 | 03-3786-1011 | ||
開園時間 | 平日:9時~16時30分 土曜:9時~12時 |
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休園日 | 日曜日・祝祭日・大学の休暇期間 | ||
入園料 | 無料 | ||
年間パスポート | なし | ||
割引制度 | なし | ||
公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | × | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 30分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | なし | ||
最寄り駅・アクセス | 東急池上線「戸越銀座駅」より徒歩約10分 目黒線「武蔵小山駅」より徒歩約10分 都営浅草線「戸越駅」より徒歩約10分 |
神代植物公園
神代植物公園は、調布市にある都内最大の植物公園です。45万平方メートルを超える広々とした園内には約4,800種10万本もの樹木が植えられていて、季節によって雰囲気が大きく変わります。1940年に神代緑地として公開されたのが始まりで、1961年10月に神代植物園として開園したという歴史があります。
園内では様々な植物を観察できますが、中でも目玉となっているのがバラ園です。都内最大のバラ園で、色とりどりのバラが5,000株以上植えられています。その他、大きくて立派な大温室や、のびのびと過ごせる芝生広場、特別展示などが開催される植物会館、犬を放すことができるドッグランなどといった施設も設けられています。
読み方 | じんだいしょくぶつこうえん | ||
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英語表記 | Jindai Botanical Gardens | ||
住所 | 東京都調布市深大寺元町5-31-10 | ||
電話番号 | 042-483-2300 | ||
開園時間 | 9時30分~17時 | ||
休園日 | 毎週月曜日(祝日の場合は翌日) 12月29日~1月1日 |
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入園料 | 大人:500円 65歳以上:250円 中学生:200円 小学生以下:無料 |
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年間パスポート | 大人:2,500円 65歳以上:1,250円 |
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割引制度 | 【無料公開日】 みどりの日(5月4日)・都民の日(10月1日)は全員共通の無料公開日 【都内在住在学の中学生は無料】 |
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公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | ○ | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 180分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | あり(720台) | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車+バス】 以下のいずれも「神代植物公園前」下車。 京王線調布駅北口から「吉祥寺駅行」「三鷹駅行」「深大寺行」 京王線つつじヶ丘駅北口から「深大寺行」 JR中央線三鷹駅南口から「調布駅北口行」「深大寺行」 JR中央線、京王井の頭線吉祥寺駅南口から「調布駅北口行」 |
国立科学博物館付属自然教育園
国立科学博物館付属自然教育園は、港区白金台にある庭園博物館です。名前からも分かる通り、上野にある国立科学博物館付属の施設となっています。アップダウンはあまりありませんが、園内には悠々と茂る木々のみならず、沼や池や湿地などがあるため、山にハイキングに来ているような印象を受けます。
この地では縄文時代から人々が暮らし、平安時代には植物の栽培が行われ、室町時代には館が建てられたと考えられています。江戸時代には松平頼重の下屋敷として、明治時代には陸海軍の火薬庫として、使用されました。大正時代には白金御料地となり、1949年に「天然記念物及び史跡」に指定され、一般公開に至りました。
読み方 | こくりつかがくはくぶつかんふぞくしぜんきょういくえん | ||
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英語表記 | Institute of Nature Study | ||
住所 | 東京都港区白金台5-21-5 | ||
電話番号 | 03-3441-7176 | ||
開園時間 | 9月1日~4月30日:9時~16時30分 5月1日~8月31日:9時~17時 |
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休園日 | 毎週月曜日 (祝日休日の場合は開園し、火曜日が休園) 祝日の翌日(土日の場合は開園) 12月28日~1月4日 |
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入園料 | 一般・大学生:300円 高校生(高等専門学校生含む)以下・65歳以上:無料 |
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年間パスポート | リピーターズパス:1,000円 (国立科学博物館の「常設展」、筑波実験植物園、附属自然教育園に、何度でも無料で入れます) |
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割引制度 | 【無料公開日】 みどりの日(5月4日)・国際博物館の日(5月18日)・文化の日(11月3日)は全員共通の無料公開日 【無料入園対象者】 ・友の会会員 ・リピーターズパスをお持ちの方 ・賛助会員 ・大学パートナーシップ入会大学の学生及び引率の教職員 |
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公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | × | コインロッカー | ○ |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 75分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | なし | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車】 JR山手線「目黒駅」東口より徒歩7分 東急目黒線「目黒駅」正面口(中央口)より徒歩7分 東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」出口1より徒歩5分 |
国分寺万葉植物園
国分寺万葉植物園は、国分寺市西元町の国分寺境内にある植物園です。西国分寺駅もしくは国分寺駅から少し歩いたところに位置しています。国分寺駅からはバスも出ていて、バスを利用すればより近くのバス停で降りれます。
メインはお寺ですので、本格的な植物園のような規模はありませんが、万葉集に詠まれている植物が約160種類も植栽されています。これらの万葉植物は、国分寺の元住職で元国分寺市長でもある星野亮勝が、13年もの月日をかけて独自で採集したものです。ちなみに、植物園そのものが市の重要天然記念物に指定されています。
読み方 | こくぶんじまんようしょくぶつえん | ||
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英語表記 | なし | ||
住所 | 東京都国分寺市西元町1-13-16 | ||
電話番号 | 042-325-2211 | ||
開園時間 | 10時~16時 | ||
休園日 | 月曜日 | ||
入園料 | 無料 | ||
年間パスポート | なし | ||
割引制度 | なし | ||
公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | × | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 45分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | あり | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車】 JR中央線・西武国分寺線・多摩湖線「国分寺駅」から徒歩18分 JR中央線・武蔵野線「西国分寺駅」から徒歩15分 【バス】 国分寺駅南口より府中病院行き「泉町一丁目」か「いずみプラザ前」下車徒歩3分 |
板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)
板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)は、板橋区高島平にある植物館です。東南アジアの熱帯雨林を再現しながら、約700種もの植物の展示を行っています。また、館内には「ミニ水族館」と名付けられた水の生き物を展示しているコーナーもあり、こちらでは約100種類の生き物が展示されています。
館内は「潮間帯植生」や「熱帯低地林」など、全部で4つのゾーンに分けられていて、温室だけではなく冷室も設けられています。温室に冷室に水槽まであると、それぞれの気温や水温を保つためにかなりの電力を必要としますが、板橋清掃工場の余熱を利用しているため、省エネルギー型の施設になっています。
読み方 | いたばしくりつねったいかんきょうしょくぶつかん | ||
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英語表記 | なし | ||
住所 | 東京都板橋区高島平8-29-2 | ||
電話番号 | 03-5920-1131 | ||
開館時間 | 10:00~18:00 | ||
休館日 | 毎週月曜日(祝日休日の場合は直後の平日)、年末年始 | ||
入館料 | 大人:220円 高校生:220円 小中学生:110円 65歳以上:110円 未就学児:無料 |
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年間パスポート | なし | ||
割引制度 | 【土日と区立小学校の夏休み期間中は小中学生無料】 【20名以上の団体割引】 |
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公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | ○ | コインロッカー | ○ |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 75分 | ガイドツアー | ○ |
駐車場 | 隣接する高島平温水プールの有料駐車場(19台) | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車】 都営三田線「高島平駅」下車、東口より徒歩約7分。 【バス】 国際興業バス「高島第一中学校」下車徒歩1分、「板橋特別支援学校」下車徒歩5分。 |
東京都薬用植物園
東京都薬用植物園は、小平市中島町にある薬用植物専用の植物園です。東京都健康安全研究センターという行政機関が運営していて、約1,600種類もの植物が育てられています。薬用植物を育てることと同時に、薬物や植物系健康食品の試験と検査も行われていて、一般の植物園とは異なる役割を担っています。
この植物園の特徴は、他の植物園では見ることのできない様々な植物を見ることができるという点です。毒を持った植物が植栽されているコーナーや、市販の薬に使われる植物などがあります。そして、鉄柵で頑丈にガードされている区画には、法律上許可なしに栽培することのできないケシとアサが植栽されています。
読み方 | とうきょうとやくようしょくぶつえん | ||
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英語表記 | TOKYO METROPOLITAN MEDICINAL PLANT GARDEN | ||
住所 | 東京都小平市中島町21-1 | ||
電話番号 | 042-341-0344 | ||
開園時間 | 4月~9月:9時~16時30分 10月~3月:9時~16時 |
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休園日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日が休園日) 年末年始 |
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入園料 | 無料 | ||
年間パスポート | なし | ||
割引制度 | なし | ||
公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | × | コインロッカー | × |
外国語パンフレット | × | 音声ガイド | × |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 75分 | ガイドツアー | × |
駐車場 | あり | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車】 西武拝島線「東大和市駅」下車徒歩2分 【バス】 JR立川駅北口から西武バス南街方面行に乗って「都立薬用植物園前」下車すぐ |
夢の島熱帯植物館
夢の島熱帯植物館は、江東区の夢の島公園内にある植物園です。名前が表している通り、主に熱帯植物の展示を目的として1988年にオープンしました。館内の温室は熱帯植物に適した湿度や気温に保たれていて、そのための冷暖房などに必要な電力は新江東清掃工場の余熱を利用しているという特徴があります。
館内の温室は3つの大きなドームで構成されていて、各ドームに異なるテーマが設けられています。Aドーム「水生シダと水辺の景観」、Bドーム「ヤシと人里の景観」、Cドーム「小笠原の植物とオウギバショウ」、以上の3つです。温室以外にはイベントホールや映像ホールなどもあります。
読み方 | ゆめのしまねったいしょくぶつかん | ||
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英語表記 | Yumenoshima Tropical Greenhouse Dome | ||
住所 | 東京都江東区夢の島2-1-2 夢の島公園内 | ||
電話番号 | 03-3522-0281 | ||
開園時間 | 9時30分~17時 | ||
休園日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 12月29日~1月3日 |
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入園料 | 一般:250円 65歳以上:120円 中学生:100円 |
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年間パスポート | 一般:1,000円 65歳以上:480円 |
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割引制度 | 【無料公開日】 みどりの日(5月4日)と都民の日(10月1日)は全員共通の無料公開日 【20名以上の団体割引】 |
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公式ホームページ | こちら | ||
レストラン・カフェ | ○ | コインロッカー | ○ |
外国語パンフレット | ○ | 音声ガイド | ○ |
バリアフリー | ○ | 写真撮影 | ○ |
所要時間(目安) | 60分 | ガイドツアー | ○ |
駐車場 | 公園内に第1駐車場と第2駐車場があり | ||
最寄り駅・アクセス | 【電車】 地下鉄有楽町線・JR京葉線・りんかい線「新木場駅」より徒歩15分 【バス】 地下鉄東西線「東陽町駅」から都バス(木11系統)「夢の島」下車徒歩7分 |