岡山県で人気のお城&DoCoJapanおすすめ城跡をご紹介!

岡山県はかつて作州と備州に属していて、岡山藩(備前藩)や津山藩や岡田藩などが存在していました。県内にある4つの城が日本100名城に選定されていて、その中でも備中松山城は全国的に見ても非常に稀な現存天守を有しています。岡山城や津山城なども整備されていて人気があります。

備中松山城

1240年、地頭の秋葉重信がによってまず臥牛山(松山)の大松山に城が建てられ、その後、1331年頃には高橋宗康によって小松山まで城郭が拡げられます。

江戸時代に入り、水谷家が入封され二代・勝宗の時代に大改修が行われ天守も建てられましたが、明治になると山上の建物は放置されてしまいました。昭和初期になりようやく修復され、1994年には本丸の復元整備も行われています。

日本三大山城の一つに数えられ、日本に現存する12天守の中では唯一の山城で、天守の高さも最も低いです。正式名称は「松山城」ですが「伊予の松山城」と区別する為「備中松山城」と呼ばれることが多いです。

読み方 びっちゅうまつやまじょう
別名 高梁城
住所 岡山県高梁市内山下1
電話番号 0866-22-1487
公式サイト こちら
城郭構造 連郭式山城
天守構造 複合式望楼型2重2階
築城主と築城年 秋葉重信 1240年
主な城主 三村氏・水谷氏・板倉氏
廃城年 1874年
営業時間 4月~9月:9時~17時30分
10月~3月:9時~16時30分
定休日 12月28日~1月4日
入場料 一般300円 小中学生150円
駐車場 100台以上
アクセス JR西日本備中高梁駅より徒歩60分
「松山城登山口」バス停より徒歩20分
※土日祝日のみシャトルバスあり

茶臼山城

正確な築城年は不明ですが天文年間、16世紀前半~中頃、笹部勘解由またはその子の勘次郎により美作と備前の国境の要衝に建てられた山城です。1579年に天神山城を落とした宇喜田直家軍により落城させられ廃城となりました。

しかし、その地理的重要性と防御性からその後も軍事拠点として使用された記録が残っており、現在は土塁や空堀の遺構の他、模擬天守が建っています。

読み方 ちゃうすやまじょう
別名 ×
住所 岡山県赤磐市周匝15-6
電話番号 086-954-1319
公式サイト こちら
城郭構造 山城
天守構造 模擬2層3階
築城主と築城年 笹部勘次郎 1532年~1555年
主な城主 毛利氏
廃城年 1579年
営業時間 10時~17時
定休日 月曜日
入場料 無料
駐車場 10台・無料
アクセス 自家用車もしくはタクシー

鬼ノ城

飛鳥時代に時の大和朝廷によって唐や新羅の侵攻に備えて西日本各地に作られた古代山城の一つではないかと言われています。

すり鉢形の鬼城山に土塁や石垣によって周囲を周囲2.8Kmに亘り鉢巻状に城壁が取り囲み、その城壁の要所には水門が作られていました。1971年に城壁の列石がみつかり、2001年からは西門の復元整備が始まりました。

読み方 きのじょう
別名 ×
住所 岡山県総社市奥坂
電話番号 0866-99-8566
公式サイト こちら
城郭構造 神籠石式山城
天守構造 ×
築城主と築城年 大和朝廷 7世紀後半
主な城主 不明
廃城年 不明
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 ×
駐車場
アクセス JR吉備線服部駅から1時間20分

岡山城

南北朝時代に名和氏の一族・上神高直が砦を築いたとされる地に宇喜田直家が入城、改修しその子・秀家がそれを取り込む形で大改修したのが今日の城郭のもととなりました。

当時は「石山城」と呼ばれていたものがこれを期に「岡山城」となりました。天守は珍しい五角形の形をしており、これは安土城の影響が強いと言われています。

明治の廃城令では在城処分となり天守は残っていましたが1945年の空襲で焼失、1966年に秀家時代の天守に合わせて外観復元されました。姫路城の「白鷺城」に対し、その黒い外観から「烏城」と呼ばれています。

読み方 おかやまじょう
別名 烏城 金烏城
住所 岡山県岡山市北区丸の内2-3-1
電話番号 086-225-2096
公式サイト こちら
城郭構造 梯郭式平山城
天守構造 複合式望楼型4重6階
築城主と築城年 上神高直 1346年~1369年
主な城主 宇喜多氏・小早川氏・池田氏
廃城年 1873年
営業時間 9時~17時30分
定休日 12月29日~31日
入場料 一般300円 14歳以下120円 5歳未満無料
駐車場 あり・1時間300円
アクセス 城下駅より徒歩10分
「県庁前」バス停より徒歩5分

津山城

美作守護・山名教清が一族の山名忠政に命じて嘉吉年間(1441~1444年)頃に築城された「鶴山城」がその始まりとなりますが、この「鶴山城」は応仁の乱の後には廃城となりました。

1603年にこの地に入封された森忠政によって大規模な近世城郭が築城が開始され「鶴山」の地は「津山」に改名されました。この城は1616年によくやく完成し、天守は小倉城を模して造られたと言われていますが明治の廃城令後、取り壊されてしまい現在は石垣と堀が残り、2005年には備中櫓が復元されました。

読み方 つやまじょう
別名 鶴山城
住所 岡山県津山市山下
電話番号 0868-32-2082
公式サイト こちら
城郭構造 梯郭式平山城
天守構造 ×
築城主と築城年 山名忠政 1441年~1444年
主な城主 山名氏・森氏・松平氏
廃城年 1873年
営業時間 8時~19時
定休日 12月29日~31日
入場料 16歳以上300円
駐車場
アクセス JR津山駅から徒歩15分