広島県で人気のお城&DoCoJapanおすすめ城跡をご紹介!

広島県はかつて備州と芸州に属していて、広島藩(芸州藩)や福山藩や三次藩などが存在していました。日本100名城には3つの城が選出されていますが、人気があるのは天守が設けられている「広島城」と「福山城」の2つです。どちらも素晴らしい外観を持ち、交通の便も良好です。

福山城

1622年、転封されてきた徳川家康の従兄弟でもある水野勝成によって近世城郭の最後の新規築城として建てられました。これは西国への抑えとしての意味もあり、元和堰武以降では異例といってもいいことでした。

幕末の動乱期を戦闘に巻き込まれながらも何とか乗り切り、廃城処分後も天守等は残っていましたが1945年の福山大空襲によって焼失してしまいました。その為、現在ある天守は1966年に市制50周年を記念して建てられた復興天守ですが、伏見城から移築された伏見櫓は当時のもので、現存する櫓としては最古の物になります。

読み方 ふくやまじょう
別名 久松城 葦陽城
住所 広島県福山市丸之内1-8
電話番号 084-922-2117
公式サイト こちら
城郭構造 輪郭式平山城
天守構造 複合式層塔型5重6階
築城主と築城年 水野勝成 1622年
主な城主 水野氏・松平氏・阿部氏
廃城年 1874年
営業時間 6時~22時
定休日 ×
入場料 無料
駐車場
アクセス 福山駅から徒歩すぐ

広島城

戦国時代、中国地方に広大な領土を領有する大大名となった毛利氏が吉田郡山城に変わる居城として、輝元によって1598年に建てられました。秀吉の大阪城の影響を受けたという黒い大天守と二つの小天守を連結させた平城で、日本三大平城にも数えられています。

明治以降も小天守は撤去されましたが大天守は残され、陸軍の軍用地となって軍都広島のシンボルでもありました。しかし、1945年の広島への原爆投下時に天守は自重によって倒壊してしまいました。

1951年に広島国体の開催に合わせ一時期木造で天守が再建されましたが会期後取り壊され、現在の天守は1958年に外観復元されたもので、SRC造りですが最上階は木造になっています。

読み方 ひろしまじょう
別名 鯉城・在間城・当麻城
住所 広島県広島市中区基町21-1
電話番号 082-221-7512
公式サイト こちら
城郭構造 輪郭式平城
天守構造 複合連結式望楼型5重5階
築城主と築城年 毛利輝元 1589年
主な城主 毛利氏・福島氏・浅野氏
廃城年 1874年
営業時間 9時~18時
※12月~2月は17時まで
※ゴールデンウィークと8月上旬は19時まで
定休日 12月29日~31日
入場料 一般360円 小中高生と65歳以上は180円
駐車場 ×
アクセス 県庁前駅または城北駅から徒歩12分
紙屋町東または紙屋町西電停から徒歩15分
広島駅から徒歩25分
「合同庁舎前」バス停から徒歩8分
「広島バスセンター」バス停から徒歩12分

因島水軍城

1983年にオープンし、南北朝時代から戦国時代にかけて瀬戸内の海を中心にと遠くは東南アジアまで進出し活躍した村上水軍に関する資料を集めた資料館です。

県指定重要文化財・村上家相伝の白紫緋糸段縅腹巻を始めとした武具や遺品、古文書、軍船の模型などの珍しい歴史資料が展示されています。外観は近世城郭を模った建築物となっています。

読み方 いんのしますいぐんじょう
別名 ×
住所 広島県尾道市因島中庄町3228-2
電話番号 0845-24-0936
公式サイト こちら
城郭構造 山城
天守構造 不明
築城主と築城年 尾道市 1983年
主な城主 尾道市
廃城年 ×
営業時間 9時30分~17時
定休日 木曜日(祝日の場合は営業)
入場料 一般310円 小中学生150円
駐車場 あり・無料
アクセス 自家用車もしくはタクシー

尾道城

1964年に尾道商工会が観光事業の一環として建てた「全国城の博物館尾道城」です。外観を弘前城をモデルにした天守閣風建築物となっていますが歴史的背景はありません。

丘陵部に位置し天守台となる石垣も非常に高い為、よく目立つのですが、1990年に博物館は閉鎖されており現在は放置されて荒れるに任す状態になっています。

読み方 おのみちじょう
別名 ×
住所 広島県尾道市三軒家町22-29
電話番号 ×
公式サイト ×
城郭構造 不明
天守構造 望楼型三層三階
築城主と築城年 尾道商工会 1964年
主な城主 尾道市
廃城年 1990年代から廃墟
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 ×
駐車場 ×
アクセス 尾道駅から徒歩15分

吉田郡山城

安芸の吉田庄に地頭として赴任した毛利氏が築城しましたが、築城年次の詳細は不明です。以後、毛利氏累代の居城となり最初は小さな砦の様だった城も、毛利氏の勢力拡大とともに改修され規模も大きくなりました。

しかし、1591年に新しく建てられた広島城に本城が移るとそのまま廃城となります。江戸時代に幕府によって石垣や塀などが破却されましたが、曲輪や土塁、井戸、堀切、一部石垣などの遺構が残っています。

読み方 よしだこおりやまじょう
別名 ×
住所 広島県安芸高田市吉田町吉田郡山
電話番号 0826-42-0070
公式サイト ×
城郭構造 山城
天守構造 不明
築城主と築城年 毛利氏 1336年
主な城主 毛利氏
廃城年 1591年
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 無料
駐車場
アクセス 「安芸高田市役所前」バス停より徒歩5分で麓に到着