岐阜県で人気のお城&DoCoJapanおすすめ城跡をご紹介!

岐阜県はかつて飛州と濃州に属していて、高山藩や大垣藩や岩村藩などが存在していました。他の都道府県と比べると城の数が多く、日本100名城に選ばれている城が2つあるほか、天守がある城も複数あります。観光客に人気のところも多く、城は岐阜県の立派な観光資源にもなっています。

藤橋城

1989年、岐阜県藤橋村(現、揖斐川町)に外観を彦根城をモデルにして建設された「西美濃プラネタリウム」が「藤橋城」と名付けられました。

この付近に「杉村砦」と呼ばれる砦があったと伝えられていますが、この「藤橋城」との間には直接の関係はみられません。内部は一階のプラネタリウムだけでなく、二階は星の展示室、三階は歴史と民俗の展示室、最上階は展望室になっています。

読み方 ふじはしじょう
別名 西美濃プラネタリウム
住所 岐阜県揖斐郡揖斐川町鶴見332番地1
電話番号 0585-52-2611
公式サイト こちら
城郭構造 不明
天守構造 不明
築城主と築城年 藤橋村 1989年
主な城主 揖斐川町
廃城年 ×
営業時間 10時~16時30分
定休日 月曜日・火曜日・12月~3月
入場料 一般500円 小中学生250円 4歳以上100円
駐車場
アクセス 自家用車もしくはタクシー

岐阜城

1201年、二階堂行政が稲葉山(別名、金華山)に砦を築いたのがその始まりと言われています。その後守護代の斉藤氏が改修し居城としましたが、その家臣の長井新左衛門尉が謀反により奪い、守護代となったその子・斉藤道三より三代の居城になりました。

道三の孫・斉藤龍興を破りこの城に入った織田信長は中国の岐山に倣い、この地を「岐阜」と改め安土城のできるまでの間の本拠としました。1601年には徳川家康によって廃城になり、明治に入り1910年に復興天守が建てられましたが、これは1943年に消失、1956年にさらに復興天守が再建されました。

読み方 ぎふじょう
別名 稲葉山城
住所 岐阜県岐阜市金華山天主閣18 金華山頂
電話番号 058-265-4141
公式サイト こちら
城郭構造 山城
天守構造 独立式望楼型3重4階
築城主と築城年 二階堂行政 1201年
主な城主 斎藤氏・織田氏
廃城年 1600年
営業時間 3月16日~ 5月11日:9時30分~17時30分
5月12日~10月16日:8時30分~17時30分
10月17日~3月15日:9時30分~16時30分
元旦:6時30分~16時30分
定休日 年中無休
入場料 一般200円 16歳未満100円 70歳以上無料
※岐阜市内の中学生以下無料
駐車場 あり・1回300円
アクセス 金華山ロープウェー山頂駅から徒歩8分

郡上八幡城

1559年、遠藤盛数が八幡山に砦を築き、その後その砦跡に城が築かれたことが始まりです。本能寺の変後、城主となった稲葉貞通によって改修、天守や二の丸が造られました。

明治に入り廃藩置県により廃城処分となり、石垣を残して破棄されましたが、1933年に大垣城を模した模擬天守が造られました。これは模擬天守としては非常に珍しい木造による建築です。

読み方 ぐじょうはちまんじょう
別名 積翠城 郡城 虞城
住所 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平‎
電話番号 0575-67-1819
公式サイト こちら
城郭構造 平山城
天守構造 4層5階模擬木造
築城主と築城年 遠藤盛数 1559年
主な城主 遠藤氏・青山氏
廃城年 1871年
営業時間 3,4,5,9,10月:9時~17時
6,7,8月:8時~18時
11~2月:9時~16時30分
定休日 12月10日~1月10日
入場料 一般300円 小中学生150円
駐車場
アクセス 「城下町プラザ」バス停より徒歩15分

岩村城

岩村荘に地頭として赴任してきた遠山景朝が鎌倉中期頃、砦を築いたことに始まります。以後、代々岩村家の居城となり段階的に改修、拡大されてきました。

武田、織田の激しい攻防の後、江戸時代には岩村藩が置かれ、諸藩の政庁ではもっとも高い城であった為、日本三大山城の一つに数えられています。維新後、1873年には廃城令により石垣を残して解体されました。

読み方 いわむらじょう
別名 霧ヶ城
住所 岐阜県恵那市岩村町城山
電話番号 0573-43-2111
公式サイト ×
城郭構造 梯郭式山城
天守構造 ×
築城主と築城年 遠山景朝 1221年
主な城主 遠山氏・森氏・大給松平氏・丹羽氏
廃城年 1871年
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 ×
駐車場 あり・無料
アクセス 岩村駅から徒歩40分

神岡城

1564年、越中侵攻を目指す武田信玄によって、その拠点として江馬時盛に命じて高原諏訪城の出城として築城されました。1615年の一国一城令によって廃城となり石垣や堀を残すのみとなりました。

1970年に神岡鉱山を所有する三井金属鉱業の神岡営業所の100周年を記念して模擬天守と模擬城門が造られ、内部は鉱山資料館や郷土資料館として使われています。

読み方 かみおかじょう
別名 東町城 冲野城 野尻城
住所 岐阜県飛騨市神岡町城ケ丘1-1
電話番号 0578-82-0253
公式サイト こちら
城郭構造 不明
天守構造 不明
築城主と築城年 江馬時盛 1564年
主な城主 河上中務尉・山田小十郎
廃城年 不明
営業時間 9時~16時30分
定休日 12月~3月
入場料 一般450円 こども250円
駐車場 あり・無料
アクセス 自家用車もしくはタクシー

大垣城

築城に諸説があり、1500年に竹腰尚綱によって、あるいは1535年に宮川安定によって築かれたとも言われています。1600年の関ヶ原の戦い時には石田三成らが入城し西軍の本拠となるも西軍は敗北し落城。江戸時代には最初に石川氏、その後は戸田氏の長い治世を経て明治を迎えました。

明治の廃城令後も天守を始め一部建物は破却を免れていましたが、1945年の大垣空襲において消失してしまいました。戦後、1959年には天守が、1967年には乾櫓が外観復元されましたが、観光用に窓が大きく造られた為、2011年にさらに外観を史実に近づける改修が行われました。

読み方 おおがきじょう
別名 麋城 巨鹿城
住所 岐阜県大垣市郭町2-52
電話番号 0584-74-7875
公式サイト こちら
城郭構造 連郭輪郭複合式平城
天守構造 複合式層塔型3重4階
築城主と築城年 竹腰尚綱 1500年
主な城主 竹腰氏・氏家氏・伊藤氏・岡部氏・久松松平氏・戸田氏
廃城年 1871年
営業時間 9時~17時
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日) 祝日の翌日(日曜日または火曜日の場合は翌日、月曜日または土曜日の場合は翌々日)
入場料 一般100円 18歳未満無料
駐車場 ×
アクセス JR大垣駅南口から徒歩7分

小倉山城

飛騨高山城主・金森近長が関ヶ原の戦いの軍功により加封されて得たこの地に1605年に隠居城として築城し、上有地藩を興しました。その子・長光はわずか六歳で亡くなった為、無嗣改易となり、1611年には廃城となりました。

現在はわずかな石垣、土塁が残り、本丸跡にはに模擬櫓と小倉山山頂には天守風の展望台が造られています。

読み方 おぐらやまじょう
別名 小倉居館
住所 岐阜県美濃市泉町
電話番号 0575-33-1122
公式サイト ×
城郭構造 平山城
天守構造 不明
築城主と築城年 金森長近 1605年
主な城主 金森氏
廃城年 1611年
営業時間 ×
定休日 ×
入場料 ×
駐車場 あり・無料
アクセス 長良川鉄道梅山駅より徒歩10分
「美濃小倉公園前」バス停より徒歩すぐ

墨俣城

織田信長の美濃侵攻の拠点として木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)がわずかな間に城を築いた「墨俣の一夜城」として有名な城ですが、史実は色々と不明な点が多く定かでありません。ただ、いくつもの史料にはその名を認めることができ、戦国時代末期の戦略上の重要拠点であったことは間違いない様です。

墨俣城址の近辺は現在、公園として整備されており、大垣城を模した模擬天守が建てられて墨俣一夜城歴史資料館となっています。

読み方 すのまたじょう
別名 一夜城
住所 岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742-1
電話番号 0584-62-3322
公式サイト こちら
城郭構造 平城
天守構造 ×
築城主と築城年 木下秀吉 1561年もしくは1566年
主な城主 木下秀吉
廃城年 不明
営業時間 9時~17時
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
祝日の翌日(日曜日の場合は翌々日、月曜日の場合は翌日、土曜日の場合は翌週の火曜日)
入場料 一般200円 18歳未満無料
駐車場
アクセス 「墨俣」バス停より徒歩5分